1人暮らし、徹夜明けユニットバスに閉じ込められる。その②
ドアノブは壊れているくせに、
ドアは、ガラスではなく、案外しっかりしている
厚み2cmの昔タイプのお風呂のドア。
序盤は、根拠なく出れると思っていました。
逆に。(「ヘアピンとか持っている状態で、閉じ込められるとか助かるわ…」)と、
1mmも得意ではない脱出ゲームの主人公の気分になっていました。
ラッチ(ドアノブを回すと出入りする金具)側、に
ネジ形状を発見したので、ドアが開く構造を想像しながら(元々1mmもしらない)
ヘアピンで押し込む→ビクともしませーーん!!
では、(名称が分からないので、徐々にアバウトに…)
真ん中の穴に、ピンを通して物理的にラッチボルト?を引っ込める!
→ピンが曲がりそう!手が痛い!!無理でーーーース!!
手持ちの道具が少ないことを理解している私は、
ピンでなんどもチャレンジをしました。
プラスチックのT字カミソリでチャレンジしたときは、
一瞬でT字カミソリは破壊されました。
プラスチック本体、かみそりの刃、柄のゴム。
かみそりの刃が、裸眼0.02の私には見えないんですね…。
大きくはない、ドアノブの穴に手を突っ込んでいますが
徐々に、周りのドアの材質で、手の皮がむけ始めます。
(「じゃあ、この金具折ったろか!?」)
握力、腕力はもとより、そんな事できるはずありませんでした。
(「あ、これって出られない奴?」)
首都圏に住んでいると、隣近所との連携はない
私としても、その考えはウェルカム。
だから、今回のことで大きな騒音は立てたくない。
しかもオートロックなので、不意にドアの前に
知り合いが立つ可能性は低い。。。
ザ・仰天ニュース(日本テレビ)が、フト、頭に浮かんだ。
(「あの番組で紹介されるような人たちは、こんな状況をどうやって脱する…んだ」)と、
急を要しているにも関わらず、第三者目線で自分を見ている?
それよりも、それよりも…
便座に座りすぎて、痔持ちの私の肛門は悲鳴を上げ始めている。
肛門が痛い…(涙)。