1人暮らし、徹夜明けユニットバスに閉じ込められる。その④
ユニットバスの床にペタっと座ったと同時に
ちょうど、自分の足の長さで届く距離、踏ん張れる距離に
段差があることに気が付けました。
ペタっと座った自分、GoodJob!
踏ん張った状態で、背中をドアに押し当てます。
ミシミシ…とかいって、「(ドアが破れるか!?)」と、考えながら
いや、もう何も考えていない!ただ押し当てる!!
ガチャ
ラッチボルトに勝ちました。
読んで字のごとく、裸一貫で勝ちました。
閉じ込められてから数日経ち、ドアを眺めていると
ドアが「く」の字に曲がっているように見えましたが、そこはご愛敬。
あれから、ネットで同じような状況に陥った方々を探しましたが、
いらっしゃらなかったので、こうやって残そうと思います。
何らかの形で閉じ込められたあなた!
絶対、大丈夫!どーーーーにかなる!
1人暮らし、徹夜明けユニットバスに閉じ込められる。その③
悲鳴を上げている肛門を少しでも癒すために、
便座の蓋を閉めて、シャワーで若干癒し、
便座の蓋に座る。
(「さて、どうしよう」)
ご近所からの苦情を優先するか、
親戚や、会社から、「連絡が取れない」と
心配されることを優先するか、
目の前にあるドアに頭を持たれながら考えていました。
空いていないドアを開ける事を、
TVドラマ等では、「ドアを蹴破る」という表現を使います。
蹴破ることを考えましたが、私は真っ裸。
世の中、天災時などいちばん堅牢に作られているのはトイレと言います。
便座から、ドアまでの距離がない状態で、ドアに体当たりを試みました。
バイーーーーン!
まるで、マンガです。大きくははじかれないにしても
勢いをつけて、便座に再度座っただけというなんとみじめな状況でした。
ならば、「天賦の才」ともいえる私の体重を使って、こじ開けてやろうと
便座に座った状態で、ニジリニジリと、膝をドアに押し付けます。
結果、ドアを一時的に弓なりに曲げるだけで、ほぼ意味なしと判断。
ドアの空いた空洞から、向こうの景色を眺めながら、
(「まだ、明るい!頑張れ自分!」)と励まし、
膝の皿が痛かったので、態勢を変え便座のタンクを抱える形で
生尻で、ドアを押します…。
ちょうど、中腰くらいで鍵穴の下の位置。
力もうにも、ユニットバスの壁が壊れるんじゃないだろうか?と
怯えておりました。
踏ん張れれば、この体重を利用して意地で開けてやるのに…。
踏ん張れない(涙)…と、便座をまたぐ形でユニットバスの床に
ペタっと座りました。
1人暮らし、徹夜明けユニットバスに閉じ込められる。その②
ドアノブは壊れているくせに、
ドアは、ガラスではなく、案外しっかりしている
厚み2cmの昔タイプのお風呂のドア。
序盤は、根拠なく出れると思っていました。
逆に。(「ヘアピンとか持っている状態で、閉じ込められるとか助かるわ…」)と、
1mmも得意ではない脱出ゲームの主人公の気分になっていました。
ラッチ(ドアノブを回すと出入りする金具)側、に
ネジ形状を発見したので、ドアが開く構造を想像しながら(元々1mmもしらない)
ヘアピンで押し込む→ビクともしませーーん!!
では、(名称が分からないので、徐々にアバウトに…)
真ん中の穴に、ピンを通して物理的にラッチボルト?を引っ込める!
→ピンが曲がりそう!手が痛い!!無理でーーーース!!
手持ちの道具が少ないことを理解している私は、
ピンでなんどもチャレンジをしました。
プラスチックのT字カミソリでチャレンジしたときは、
一瞬でT字カミソリは破壊されました。
プラスチック本体、かみそりの刃、柄のゴム。
かみそりの刃が、裸眼0.02の私には見えないんですね…。
大きくはない、ドアノブの穴に手を突っ込んでいますが
徐々に、周りのドアの材質で、手の皮がむけ始めます。
(「じゃあ、この金具折ったろか!?」)
握力、腕力はもとより、そんな事できるはずありませんでした。
(「あ、これって出られない奴?」)
首都圏に住んでいると、隣近所との連携はない
私としても、その考えはウェルカム。
だから、今回のことで大きな騒音は立てたくない。
しかもオートロックなので、不意にドアの前に
知り合いが立つ可能性は低い。。。
ザ・仰天ニュース(日本テレビ)が、フト、頭に浮かんだ。
(「あの番組で紹介されるような人たちは、こんな状況をどうやって脱する…んだ」)と、
急を要しているにも関わらず、第三者目線で自分を見ている?
それよりも、それよりも…
便座に座りすぎて、痔持ちの私の肛門は悲鳴を上げ始めている。
肛門が痛い…(涙)。
1人暮らし、徹夜明けユニットバスに閉じ込められる。その①
徹夜明け、ベアーズもいい仕事をしてくれたので、
お酒を飲んで、明日の通常業務へ向けてシャワーを浴びようと
築30年のマンションの1Rに住んでいる私は、ユニットバスへ向かいました。
(「シャッと浴びて、シャッと寝る…」)と思いながら、
ベアーズが来るからと、部屋をきれいにするついでに
バスマットまで洗っていたので、
(「外に散るじゃん…」)と、耳の裏を洗いながら、ドアをもう少し閉めた。
カチッ…「え?」声が出た。
我が家のユニットバスのドアノブは、
つい数か月前、経過のせいか、ぼろっと取れた。
そして、今も取れていた。
そう、つかめない状態、ドアをひねることが出来ない状態だった。
ドアノブが存在しない、向こうの景色が見える円の中に、
鍵用の【ケース?】と言われる長方形の金属が、
円を横断しているように存在しているだけ。
体が濡れた状態の裸であり、そして何よりも眠い。
手元にあるのは、片づけ忘れたヘアピンと、プラスチックのT字カミソリ。
スマホをもって入ってないし、ド近眼の私は眼鏡もつけていない。
ユニットバスゆえ、便座に座り、膝からドアまでの距離が10cm程度。
ここから2時間半の戦いが始まるとは思わなかった。。。
初めて知らない人を家に上げる
相手は、ベアーズのクリーンスタッフさん。
私の考え方の見直しになればと、
お金を払っているんだぞと、
深夜に帰宅してから、迎える掃除をしていたという。
掃除をしてくれる人を、迎えるのに
徹夜で部屋をきれいにするという…"(-""-)"?
リクエストしている内容に対して、
ドコマデヤッテクレルンダロウ♡?